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心が痛い!株を別の証券会社に移管するための精神的負担は大きかった。

お金の話
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長く関わったモノや人と縁を切る時は、心に痛みを感じる。

親友や恋人との別れで味わう地獄の苦しみほどではないが、今回も精神的負担は大きかった。

証券会社を乗り換える理由

あー最悪!

株式投資は自己責任であるのは重々解っている。

しかし、ネット証券ではなく総合証券会社だ。

恐ろしく高い手数料を払ってまで総合証券を使っているのは何故か?

自分で判断するより良い提案をしてくれると期待してのことだ。

それなのに。

私が高値のときに売りたいと言っていたのに「まだまだ上がる」と止めて半値になってから損切りを勧めてきたときもあった。

半導体の株ばかり高値で買わされて全て半値以下になっている現状で、テスラの買い増しを勧めてきた。

絶対買わないと言い続ける私だったが、10日程前に担当者以外にもう1人連れてきて説得された。

3時間も粘り、「年末まで3ヶ月だけでも持って置いてください。凄く上がります。来年の春には今までの損を取り返せるくらいの期待が出来ます。」

来週まで考えたいと言ったのに

「今日買わなければドルもテスラも上がる。」と言われた。

テスラの株は2日後に大幅に下げた。

為替介入でドルも下げた。

1ドル143.77円でテスラの株314.11ドルで買ったのに1ドル140円になりテスラは275ドルになった。株数は秘密にしたくなるほど多い。

信じた私がバカだった。

株価の上下に関わらず高い手数料で利益を得るのが証券会社。

やはり持ち株全部をネット証券に移管するしかない。

ネット証券なら担当が付かないので自分でゆっくり売買出来るし、なんと言っても手数料が比較にならないはほど安い。

外国証券移管依頼書を貰いに行く

証券会社に電話したら担当は不在で10時に戻ると言う。

「11時に外国証券移管依頼書を取りに行くので用意して置いて」と伝えた。

慌てて担当者から折り返し電話があるかと身構えたが無かった。

11時に店頭で待ち受けるつもりか?

店頭に外国証券移管依頼書を取りに行ったが担当者は居なかった。

拍子抜けした。

受付の人が「○○様、お待ちしておりました。これが外国証券取引○○です。」と違う書類を持ってきた。

素っ恍けているのか?

「電話で依頼したのは外国証券移管依頼書です。」とイラつく私。

受付は「失礼いたしました。お持ちの外国株式全部ですか?少々お待ちください。」と引っ込んだ。

10分近く待たされる。

テスラの株を担当者と一緒になって勧めた次長が出てきた。

「テスラが原因ですか?年末までには上がると思うので待って貰えないでしょうか?」

「せっかく買っていただいたので売却までフォローをさせていただきたい」

などなど説得にかかってきたが、

「すぐに出さずに検討するから取りあえず外国証券移管依頼書を貰えませんか?」と言い、貰った。

思ったよりすんなり手に入り安堵した。

担当者が外出したままなのには驚いた。

8桁もの金額を入れている客なのにこんなに簡単に手放せるのか?

安堵と拍子抜けの入り交じった気分だ。

担当者からの電話攻勢

帰宅すると、担当者から電話があった。

出なかった。

移管すると決めたら話す事など無い。

無視を決め込むが心が痛い。

その日は2回着信があった。

出向いてくるかもと身構えていたが来なかった。

次の日は担当者の番号で着信3回あり。

外国証券移管依頼書を投函してから折り返しの電話をした。

担当者に全く話さないで終わるのも気が引けた。

もう投函したことを伝え、今までお世話になったことのお礼も言った。

担当者の必死の引き留めの言葉に心が揺れる。

担当者の立場を考えると心が痛むが、同情してはいけないと自制した。

話が終わり電話を切ったが、再び電話をしてくる担当者。

「売却するのはネットでして頂いてもいいので、売却するまで移管せずにこちらでフォローさせて下さいませんか?」

それは無理でしょう?

タイムリーに動けなくなる。

再び移管を言い出さなくてはならいときに同じ苦しみを味わう。

2度とこんな思いをしたくない。

まとめ

たかが証券会社1社を切るだけで、こんなにも精神的負担が大きいとは思わなかった。

安易な気持ちで付合いを広めてはいけないと感じた。

飛び込みでやって来た中堅証券会社の営業マン。

若くて可愛らしい男の子なので、少しだけ応援するつもりで買ってあげた。

情に流されやすいのは私の弱点だ。

投資はもっと冷徹にせねばいけない。

恐ろしく高い手数料など支払っていたら利益など出るはずもないのは解りきったこと。

しっかり勉強してネット証券で自分の判断で株式投資をする。

塩漬けになった株は何年かかってもプラテンを待つ。

自分の資産を守れるのは自分だけだ。

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