駐車場管理人歴28年、駐車券紛失のお客様は結構いらっしゃいます。
駐車券を紛失されたお客様は、必死で駐車券を探します。
車の中から歩いた場所や行った先、結構時間を掛けて探しても見つからない。
「出庫出来ない!」と顔面蒼白になりながら精算機を眺めると「紛失ボタン」なるモノがあるのを見つけて一瞬安堵。
が、ボタンを押して驚愕する。
ぼったくりとも思えるような金額が画面に映し出される。
「ひぇ~!そんな大金持ってないし」
持っていても1万円札や5千円札は駄目で千円札しか使えない。
銀行のATMに走る。
違法駐車をせずに、真面目に有料駐車場に止めたのに、余りにも酷い仕打ち。
駐車券を紛失しただけなのに理不尽に金と時間を奪われた。
「こんな駐車場は2度と来るものか!」と思われるではないでしょうか?
駐車場運営会社が駐車券紛失時に多額な料金を設定する意図
お客様が駐車券を無くされると、ご利用時間の証明が出来なくなります。
初期の頃は駐車券を紛失して出庫出来なくなったお客様に便宜を図るために「紛失ボタン」を儲けました。
平均的な利用時間に少しだけ上乗せした料金を設定しておりました。
しかし、紛失料金の方が安いとわざと紛失される人が出てきました。
長期間駐車しておきながら、駐車券を紛失したと言って多額な料金を免れようとする人が過去に実際に多く居たのです。
当駐車場の場合は1週間も駐車して紛失ボタンで出庫される人も居ました。
その場合は紛失料金の方が安くなります。
多くのお客様は善良な人たちですが、時々駐車料金をごまかそうとする人が居ます。
「紛失ボタン」を押すより管理人に相談してください
駐車場運営者は大切なお客様に損をして欲しくはありません。
不当に高い料金をいただいて儲けようとしているわけではありません。
当駐車場は管理人が常駐しております。
場内を巡回して駐車券の落とし物を見つけて保管しています。
車内を探したり精算機の前で思案している人が居るとお声がけをさせてもらっています。
お客様の方から申し出て来られる人もいらっしゃいます。
駐車券が見つからない場合でもご利用時間をお尋ねして申告のままの料金で出庫いただいてます。
管理人が不在の時はセコムのインターホン対応になりますが、ご連絡先を伺って後日返金等の対応をしています。
気持ち良くご利用後、気持ちよくご出庫
駐車場管理人はお客様が気持ちよくご利用いただけるように務めています。
困ったことがあれば管理人にご相談ください。
当駐車場を引き続きご利用いただいてこそ商売が成り立つのです。
不当に高い紛失料金でご気分を悪くされたくはありません。
まとめ
管理人が居る駐車場なら、駐車券を紛失したら管理人に相談してください。
駐車券の落とし物を見つけて保管していることがよくあります。
管理人が居ない場合でも管理会社に連絡して相談してください。
時間が無くて紛失料金を払って出庫する場合は「領収書」を発行して保管してください。
後日車内から駐車券が出てきたら差額の返金を求めましょう。
対応はそれぞれの駐車場によって違いますが、お客様が不快な気持ちにならずに再度ご利用いただきたいと願っているのは同じです。
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